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ライバー収益の“天井”を超えるには?月100時間配信で見えてくる「限界」と「次のステージ」

ライバー収益の“天井”を超えるには?月100時間配信で見えてくる「限界」と「次のステージ」

毎日コツコツ配信しているのに、思ったように収益が伸びない──。

「もうこれが限界なのかも」と感じたことはありませんか?

ライバーとして活動していると、必ず直面するのが「努力では超えられない壁」です。

しかし、その“限界”は終わりではなく、「次のステージへのサイン」でもあります。

この記事では、月100時間配信したライバーがどれほど稼げるのか。どこで伸び悩むのか。その壁をどう超えるのか。などを徹底解説します。

ライブ配信でライバーが稼げる収益の相場

まず理解すべきは、「配信時間=収益」ではないということです。

同じ100時間配信しても、結果は人によって10倍以上の差がつきます。

ライブ配信の業界では、トップライバーが月収100万円以上を稼いだりする一方で、初心者ライバーは1000円程度というケースもあります。

背景としては、ライバーの収益はライブ配信時間で収益を上げるのではなく、投げ銭からの報酬やファン、イベントでの成績といった、様々な要因があるためです。

まずは、一般的なライバー収益の相場から確認してみましょう。

以下は、2025年時点での平均相場です。

ライバー層月収目安主な特徴
初心者5,000円〜3万円リスナー数が少なく、投げ銭中心。活動初期は安定しにくい。
中堅層3万円〜15万円固定ファンが付き、イベント入賞でボーナスが発生。
上位層20万円〜80万円ファンコミュニティが形成され、応援ギフト・案件収益が増加。
トップ層100万円以上複数プラットフォームで活動。スポンサー契約・グッズ展開あり。

数字だけを見ると「夢がある」と思うかもしれませんが、裏を返せば“上位10%未満”のライバーが大部分の収益を獲得している構造です。

ライブ配信アプリ別に見る収益の仕組みと限界点

Palmu

Palmuは比較的新しいライブ配信プラットフォームですが、手数料ゼロ・報酬100%還元(※事務所経由) という破格の仕組みで注目を集めています。

  • ギフト収益:リスナーからの投げ銭が全額ライバー報酬に
  • イベントボーナス:期間限定報酬で追加ダイヤを獲得可能
  • ファンランク制度:応援度によって収益率が上昇

たとえば、月100時間配信するライバーの平均目安は以下の通りです。

同接人数月収目安(Palmu)備考
5〜10人1万円〜5万円継続配信で固定ファン化すれば安定収益に。
10〜30人5万円〜30万円イベント入賞・投げ銭支援でブレイクポイント。
50人以上30万円〜100万円超トップ層は企業案件・コラボで多角収益化。

Palmuの強みは、還元率の高さとサポート体制の柔軟さ

Neo Brightのようなサポート事務所に所属すれば、初心者でも早期収益化が可能です。

ただし、還元率が高い反面、配信を「自分で設計する力」が求められます。

イベント参加・リスナー交流・SNS発信を怠ると、成長が鈍化しやすいのが課題です。

TikTokライブ

TikTokライブは世界規模のユーザー基盤を持つ一方で、収益は“バズ依存型”の特徴を持ちます。

主な収益源はギフト(投げ銭)であり、配信時間よりも「視聴者の熱量」と「同接の瞬間最大値」に強く影響されます。

フォロワー/同接月収目安備考
フォロワー100人・同接5人前後〜5,000円収益化条件未達。ファン形成段階。
フォロワー1,000〜5,000人・同接20人前後1万〜10万円投げ銭+イベントボーナスあり。
フォロワー1万人〜・同接50人以上10万〜100万円炎上・話題化を避けつつ継続できる人が強い。

TikTokは一撃の伸びが大きい代わりに、安定した固定収益を作るのが難しい

短期で収益を上げたいタイプには向いていますが、継続して「安定した月収」を求めるならPalmuやIRIAMの方が構造的に優位です。

IRIAM

IRIAMは「顔出し不要」のバーチャル配信アプリです。

ライバーのキャラクター性・世界観に惹かれる固定ファンが多く、ギフトの単価が高く、熱量が強いのが特徴です。

ただし、IRIAMの収益モデルはファンの“濃さ”に依存します。

フォロワー数が少なくても、熱狂的ファンが数人いれば月20〜30万円も可能です。逆に、広く浅いファン層だと収益は上がりにくい傾向にあります。

応援ファン層月収目安備考
10人以下(ライト層中心)〜1万円ギフト率が低く安定性に欠ける。
30〜50人(固定ファン育成済み)10〜30万円イベント参加で上位を狙える。
100人超(熱狂的コミュニティ)30〜50万円超キャラコラボやグッズ展開で拡張可能。

IRIAMの「壁」は、ファンとの関係維持の難しさ。

一度熱量が下がるとギフトが急減するため、双方向の関係づくりと継続的ストーリーデザインが不可欠です。

ライバーが“個人の努力”で超えられない2つの壁

1. 「時間の限界」

収益構造が「配信時間×パフォーマンス」で成り立つ以上、1日24時間という時間の枠は、すべてのライバーに平等に存在します。

仮に毎日3時間配信しても、月100時間です。

それ以上は身体・生活リズム・メンタル面ですぐに支障が出ます。

さらに、時間を増やしても“単価”が上がらなければ意味がありません。

100時間配信しても「1時間あたりの収益」が低ければ、結局は消耗戦になります。

時間依存から脱却するための考え方

  • 「時間報酬型」から「価値報酬型」へ
    配信内容やファンとの関係で単価を上げる
  • 再利用できるコンテンツを作る
    切り抜き・アーカイブで二次収益化
  • サブスク/メンバーシップ導入
    固定課金で時間外収益を確保

2. 「熱量の限界」

ファンは「いつも元気な自分」を求めます。

しかし、毎日それを続けるのは容易ではありません。

配信を重ねるほど、プレッシャー・ネガティブコメント・人間関係の疲弊が蓄積し、“笑顔の裏の消耗”が徐々にメンタルを削っていきます。

このフェーズで燃え尽きるライバーが非常に多く、「もう笑えない」「誰かに見られるのが怖い」という段階に達することも珍しくありません。

熱量の壁を乗り越える3つの工夫

  • リスナーとの境界線を明確に
    (過剰な依存を避ける)
  • “無理しない日”をルーティン化
    (完全休配信日を設定)
  • サポートチーム・マネージャーと連携
    (心理的負担を分散)

壁を突破するために「仕組み化」と「チーム化」

収益の天井を超えるライバーに共通するのは、「一人で頑張らない」という戦略です。

事務所化・代理店化で“人を育てる側”へ

経験豊富なライバーは、自ら配信するだけでなく、新人ライバーを育成・マネジメントする事務所運営にシフトしています。

  • 新人に配信ノウハウを教える
  • イベント戦略・SNS発信を伴走支援
  • 収益の一部をマネジメント料として還元

この仕組みを作ることで、自分が配信していない時間にも収益が発生します。

実際、PalmuやTikTokでも「元ライバーが事務所代表」に転身するケースが増えています。

「教える技術」で新しい収益を生む

ライバーとしての成功体験・失敗談をコンテンツ化するのも一つの道です。

オンライン講座・SNS戦略セミナー・個別コンサルなど、知見を商品化することで、時間と収益の関係を切り離せます。

たとえば

  • 「配信でファンを増やす心理術」講座
  • 「イベントで上位に入る戦略」動画教材
  • 「ライバー育成コンサル」

これは、あなたが築いた経験そのものを“資産”として再利用するビジネスです。

「やめたい」「疲れた」と感じたら、“転機”のサイン

もし最近「やめたい」「もう疲れた」と感じるなら、それは失敗ではなく、キャリアを進化させるサインです。

燃え尽きた先にあるのは、「再出発」か「転換」か。

ライバーとして積み上げた経験は、教育・マネジメント・プロデュースなど、無数の形で活かせます。

セカンドキャリアの選択肢

  • ライバー育成講師/コーチ業
  • 事務所マネージャー/運営スタッフ
  • SNSマーケティング・プロデュース
  • VTuber・メディア運営・イベント企画

配信で得た「発信力」「ファンビルディング力」は、どんなキャリアでも強力な武器になります。

まとめ

月100時間配信しても、収益には明確な天井があります。

その限界の正体は「時間」と「熱量」という2つの壁はあるので、壁を超えるためには、“仕組み化”と“チーム化”が不可欠です。

あなたが今感じている停滞感は、「終わり」ではなく「次の章の始まり」です。

配信で積み上げた努力と経験を、資産としてどう使うか。

その選択が、これからのライバーキャリアを決定づけます。

山田 陽菜

山田 陽菜

元ライバー

2020年〜22年にかけて人気配信者として活動した経験を活かし、
視聴者を増やすコツやリアルな現場の裏側をお届けしています。
初心者の方でもすぐ実践できる情報を意識して発信中。

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