ライブ配信の人気が急上昇する中で、ライバーをサポートする事務所も急増しています。
しかし、残念ながらすべての事務所が誠実とは限りません。
中には、契約トラブル・給料未払い・違約金請求などを起こす“悪質なライバー事務所”も存在します。
本記事では、悪質なライバー事務所に共通する12の特徴を詳しく解説します。
さらに、スカウトを受けたとき・辞めたいときにどう行動すべきか、信頼できる事務所の見極め方までわかりやすく説明します!
ライバー事務所とは?

ライバー事務所とは、ライブ配信者(ライバー)の活動を支援し、成長・収益化・知名度向上をサポートするマネジメント組織です。
事務所の主な目的は、ライバーの「成長」「収益化」「知名度向上」を総合的にサポートすることにあります。
主なサポート内容
- 配信スキル向上のための講習・個別アドバイス
- 企業案件・イベント出演などの営業仲介
- ファン獲得やブランディング戦略の提案
- 配信トラブルや誹謗中傷への法的サポート
- 精神的ケア・メンタルフォロー
優良な事務所では、ライバーの個性を尊重しながら長期的に育成していく方針を持っています。
一方で、悪質な事務所はライバーを「使い捨ての労働力」として扱い、短期的な利益しか見ていません。
悪質なライバー事務所の特徴12選
悪質な事務所は、外から見ただけでは分かりづらいことも多いです。
しかし、悪質なライバー事務所には、共通する「危険サイン」があります。 ここでは代表的な12項目を具体例とともに解説します。
1. ノルマが異常に厳しい
悪質な事務所では、「月100時間配信」「投げ銭ノルマ◯万円」といった過剰な目標を課すケースがあります。
これにより、配信者が本業や学業との両立を断念し、生活リズムを崩すこともあります。
優良事務所の場合、目標は「推奨配信時間」として設定されたり、ライブ配信アプリの目標設定されていたりしており、達成できなくてもペナルティはありません。
ライバーのペースに合わせて柔軟に対応するのが一般的です。
2. ライバー以外の仕事を強制される
モデル活動・営業代行・映像出演など、ライバー以外の業務を勝手に割り当てる事務所もあります。
特に「露出の多い仕事」や「同意していない撮影」を押し付けられる事例も確認されています。
これは契約上の職務範囲の逸脱にあたる可能性があります。
契約前に「ライバー業務以外の仕事を任される可能性があるか」を明確に質問しましょう。
3. 辞める際に違約金を請求される
「退所=違約金10万円」などと提示されるケースは悪質です。
本来、正当な理由のない違約金請求は法律上も無効とされる可能性があります。
ただし、契約書に小さく明記されていると有効となる場合もあるため、契約前に「退所時の費用」の記載有無を必ずチェックしてください。
4. 外部案件を勝手に断る
ライバーの露出機会を増やすための企業案件を、事務所側が勝手に拒否してしまうケースがあります。
たとえば「報酬が低い」「競合事務所と関係がある」という理由で、ライバー本人の意思を無視して断ってしまうのです。
これにより、ライバーは収入機会と知名度向上のチャンスを失うことになります。
外部案件を受ける際は、ライバー本人への確認が必須である事務所を選びましょう。
5. 退所後の配信を禁止される
「退所後1年間は配信活動を禁止」などの条項を契約書に入れる事務所は要注意です。
これは競業避止義務の濫用であり、ライバーの職業選択の自由を侵害するおそれがあります。
優良事務所では、退所後の活動に制限を設けないのが一般的です。
契約書に「退所後の制限」がある場合は、事前に削除を依頼しましょう。
6. サイトに書かれたサポートが実際にはない
「24時間マネジメント」「配信機材支援あり」など魅力的な文言を掲げつつ、実際は何のサポートも行わない事務所があります。
契約前には、「そのサポートを受けたライバーの実績」を確認しましょう。
例えば、事務所に所属ライバーの配信で聞いてみる。というのも一つの手でしょう。
もし実例が1件も出てこない場合は、誇大広告の可能性が高いです。
7. 契約期間が長すぎる
一般的な契約期間は6ヶ月〜1年です。
それ以上、特に2年以上の契約を求める事務所は要注意。
長期契約でライバーを縛りつけ、自由な活動を妨げる意図があります。
契約更新の自動延長にも注意が必要です。
「更新意思を伝えない限り自動延長」と記載されていないか必ず確認しましょう。
8. 手数料が取られる
ライバーの報酬は、100%ライバーに還元されるのが、ライブ配信業界では一般的です。
その中で、ライバーの収益から差し引かれる事務所手数料がある場合は、悪質事務所であるケースがかなり高いです。
さらに「サポート料」や「イベント参加費」などの名目で追加請求されることも。
実質的にライバーが赤字になるような契約は、即座に避けるべきです。
9. 高額な初期費用を請求される
「登録料5万円」「活動準備金3万円」など、加入時に費用を求める事務所は悪質です。
ライバーの才能で利益を得るのが事務所の役割であり、登録時点で金銭を要求するのは矛盾しています。
優良事務所は、完全無料で所属可能です。
特に「分割で払える」「後払いでもいい」と言われた場合は詐欺の可能性があります。
10. 辞めさせてもらえない
「今辞めると損をする」「代わりの人が見つかるまで待って」と引き延ばされるケースもあります。
中には「辞めるなら違約金」や「訴訟する」と脅す事務所も。
契約期間が過ぎたら、法的には退所可能です。
冷静に「契約満了につき更新しません」と伝えましょう。
11. 評判・口コミが極端に悪い
ネット検索で「〇〇事務所 トラブル」「〇〇事務所 辞めたい」といったネガティブワードが多い場合、慎重に判断すべきです。
悪質事務所は、ネガティブ投稿を削除依頼して隠していることもあります。
一方、実際の所属ライバーのSNSを見ると、リアルな雰囲気が掴めます。
更新が止まっている・愚痴が多い場合も注意しましょう。
12. 所属ライバー情報がない
所属者が誰なのか一切公開していない事務所は信頼できません。
「架空の人物」や「退所済みライバー」を掲載しているケースもあります。
公式サイトに顔写真と活動リンクがあるか、その人物が実際に配信しているかをチェックしましょう。
ライバー事務所と契約前に必ず確認すべきポイント
悪質な契約を避けるために、契約前に以下を必ず確認してください。
- 契約期間・更新条件は明記されているか
- 退所時に費用は発生しないか
- サポート内容に「条件付き」などの注記がないか
- 退所後の活動制限がないか
- 契約書の控えを自分でも保管できるか
少しでも不安を感じたら、サインを急がずに一度家族や専門家に相談するのが安全です。
比較でわかる!悪質 vs 優良ライバー事務所
項目 | 悪質ライバー事務所 | 優良ライバー事務所 |
---|---|---|
契約期間 | 2年以上・自動延長あり | 6〜12ヶ月・自由更新 |
サポート | 実態なし | 担当制で継続支援 |
費用 | 登録料・サポート料あり | 完全無料 |
手数料 | 高額天引き、還元率80%以下 | 還元率100% |
退所対応 | 引き止め・違約金請求 | スムーズに退所可能 |
すでにライバー事務所に所属していて辞めたい時の安全な手順
悪質な事務所に所属してしまった場合も、焦らず段階的に対応すれば安全に退所できます。
- 担当マネージャーにまず相談
感情的にならず、相談ベースで伝えることでスムーズに話が進みやすいです。 - 辞める理由を明確に伝える
「体調面」「方針の違い」「別の夢を追いたい」など、前向きな理由が望ましいです。 - 証拠を残す
メール・チャットでのやり取りはすべて保存するようにしましょう。
口頭のみの約束は、あとで証拠となるものが残せないので、できる限り避けましょう。 - 次の所属先を決めてから動く
辞めた後に空白期間ができると、モチベーション低下につながります。
移籍サポートのある事務所を事前に探すのが安全です。
信頼できるライバー事務所を選ぶポイント

悪質事務所を避けるだけでなく、「長期的に成長できる事務所」を選ぶことも大切です。
たとえば Neo Bright(ネオブライト) は、以下の点で信頼性が高い注目事務所です。
以下のようなサポートを受けることができます。
- 元トップライバーがマネージャーとして在籍し、現場視点の育成が受けられる
- Palmu・Pococha・TikTokなど複数アプリに対応
- 個性重視のマネジメント方針で、ノルマや違約金も一切なし
- 新人ライバーのスタートアップ支援が手厚く、報酬制度も透明
「安心して活動したい」「サポートを受けながら成長したい」という方には特におすすめです。
Neo Bright については、以下で解説しているので、確認して見てください!

まとめ
悪質なライバー事務所は、契約前の段階で見抜くことができます。
ノルマ・手数料・契約期間・違約金・初期費用の5項目を重点的に確認しましょう。
契約に不安を感じたら、すぐにサインせず、信頼できる第三者へ相談を。
そして、自分の夢を支えてくれる「本当に信頼できる事務所」を選ぶことが、成功への第一歩です。