バーチャル配信アプリ IRIAM(イリアム) でデビューするには、キャラクターを表現する「立ち絵イラスト」が必須です。 しかし相場は 5,000円〜10万円 と高額になりがちで、初期投資がネックになることも少なくありません。
本ガイドでは、立ち絵の重要性を確認したうえで 無料〜低コストの4つの入手ルート と、準備時に押さえておきたい実践ポイントをわかりやすく整理します。
立ち絵イラストがIRIAMで重要な理由

配信者の第一印象を決定づけるのはビジュアルです。
IRIAMではイラストをリアルタイムに揺らしながら配信するため、線・色・表情のクオリティが視聴維持率の約80%を左右する といわれています。
デビュー後の伸びしろを最大化するには、費用対効果を考慮しつつ“魅せるイラスト”を確保することが先決です。
立ち絵イラストを手に入れる4つの方法
ここからは具体的な入手ルートを解説します。
最適な方法は「予算」「著作権」「活動スタイル」によって変わるため、メリット・デメリットを照らし合わせながら検討しましょう。
1. 優良ライバー事務所へ所属する
事務所勢として活動すると、制作費を全額負担してもらえる ケースが多く、指名イラストレーターを選べることも珍しくありません。
メリット
- 初期費用ゼロ
- ハイクオリティ保証
- マネジメントやボーナス報酬が付く
デメリット
- 著作権を事務所が保有する場合がある
- 契約期間の縛りが発生する
立ち絵イラストだけでない、そのほかのライバー事務所に所属するメリットについては以下で解説をしています。

2. ココナラなどで個人依頼する
フリーランス絵師に直接依頼すれば、完全オリジナルかつ著作権を自分で持てる という自由度が魅力です。
メリット
- 細かいテイスト指定が可能
- 商用利用条件を交渉できる
デメリット
- 最低5,000円〜10万円の出費
- 納期が読みづらい
3. BOOTHやDLサイトでフリー素材を探す
既製品の立ち絵セットを購入または無料ダウンロードする方法です。
メリット
- 即日導入・無料〜数千円程度で入手可能
デメリット
- 他ライバーと被る
- 商用利用や改変不可の場合がある
- IRIAMでは収益化制限を受けるケースがある
4. 自作イラストを描いてモデリングする
絵を描けるならコストゼロで完全オリジナルを実現できます。
メリット
- デザイン自由度100%
- 愛着が湧く
デメリット
- 作画+Live2Dモデリング習得に膨大な時間が必要
- 活動開始が遅れる
費用感とスケジュールを試算する
イラスト制作を外注する場合、相場は平均3万円前後 ですが、表情差分・Live2D用パーツ分割で倍増することがあります。
納期は最速でも1〜2週間、人気絵師なら1か月以上の待機も想定しましょう。
項目 | ミニマム構成 | 標準構成 | ハイクオリティ |
---|---|---|---|
基本立ち絵 | 5,000円 | 15,000円 | 30,000円〜 |
表情差分4種 | +2,000円 | +6,000円 | +10,000円 |
Live2Dパーツ分割 | +0円 | +10,000円 | +30,000円 |
納期 | 1〜2週間 | 2〜4週間 | 1〜2か月 |
- 費用を抑えたい場合は「差分は後日追加」「Live2Dは簡易3レイヤーからスタート」など段階的にアップグレードするプランが有効です。
失敗しない依頼のコツ
外注時はトラブル防止のため、以下3点を 事前に文章で取り交わす ことが重要です。
- 著作権・商用利用範囲 を明記(配信、グッズ化、二次利用の可否など)
- 修正回数・追加料金 の上限を設定
- クレジット表記の有無 と掲載箇所(概要欄・SNSなど)
立ち絵完成後のチェックリスト
最後に納品データを受け取ったら、必ず動作テストを実施しましょう。
- PSDレイヤー名と分割線が問題なくLive2Dに読み込めるか
- 口パク・瞬きなど基本モーションが破綻しないか
- 配信画面で解像度が粗くならないか(推奨2,000px以上)
まとめ
- 立ち絵の質はIRIAM伸長の8割を左右する重要ファクター。
- 無料〜低コストで用意するなら 優良事務所所属が最速・最安、個人依頼は自由度が高い代わりに費用負担が発生。
- 外注時は 著作権・修正回数・商用利用 の3点を必ず事前確認し、納品後にLive2D動作テストを行う。
あなたの理想を叶える方法を選択し、クオリティの高い立ち絵でIRIAMデビューを成功させましょう。